宗教と、性感マッサージと、それから私。

 

しんどすぎて宗教に入った。藁にもすがる思いだった。
どうしても体が治ってほしかった。

それから、定期的に宗教に行くようになって。

 

体が徐々に元気になっていったんだけど。
病み上がりの仕事は風俗を選んだ。

”性感マッサージ”

体の調子が完璧じゃなかったから、
昼の仕事に戻っても当日欠勤してしまうかもしれない。
会社に迷惑をかけてしまうかもしれないって思って。

自由にシフトが選べて、尚且つ稼ぎも良い。
性感マッサージという風俗の仕事を私は選んだよ。

 

あのときは、ありがとう。

超絶、病み期でいろいろあったあの頃。

今、思えばすごくありがたいこともあって。

それは家族の優しさ、お母さんお父さんに凄く助けられたこと。

そして、当時付き合っていた彼が
毎日欠かさずに会いに来てくれていたこと。

何も言わずに、ただ側にいてくれた。

本当にどうしようもない気持ちになって彼に連絡したときも
仕事をお昼で早上がりしてくれて、私に会いに来てくれたこと。

今、思えば本当に本当に心の助けになったよ。

私が、元気になったとき別れる運命になってしまったけど。

いつか結婚する人、これから人生共に歩んでいく人は、
元気なときも、元気じゃないときも、ただ側にいてくれたり、
私のことを想ってくれて一緒にいてくれる人がいいな。

お互いにね。ほんとうに愛し愛される関係性でありたい。

 

初めての性感マッサージの仕事

性感マッサージの仕事を始めた。

何日間か女性のスタッフから講習を受けた。
マッサージは想像してたより本格的だった。

 

性感マッサージの仕事で、
お客様だけじゃなくて沢山の人に出逢った。


プライベートで遊んだり、会ったり、仕事の待機時間も楽しくて
人間関係は良かったと思う。

お客様とも何人か連絡先を交換したり、
ロングで時間を予約してくれて、話だけする人や、
何回もリピートしてくれるお客様もいたり。

 

→プロフィール第9話:心も身体もお金も不安症候群